2011年 01月 23日
二胡の最近 |
夏の夜、ゆっくりと、ゆったりと空を見上げ
美しい月を愛でる風景を描いたぐっとくる旋律。
今年の中秋のお月見の頃はこの曲を自信を持って弾いてみたいなー。
民族楽器の二胡は同じ曲でも弾く人によって本当に表現がさまざま。
新しい曲を教わる時、まずは作者の心情、曲の背景について教わり、
装飾音の入れ方、強弱や速度の変化など、楽譜には書かれていないたくさんの
要素をいっこいっこ書き込んで、やっとスタートライン。
私はこの曲解説の段階で毎回いちいち感動してしまって、大変です。
最初はお手本演奏をしっかり模倣し、いつか自分なりの演奏をしなさい・・と
言われるけど、いったいいつになることやら。
とりあえずレッスン後は老師の深~いお話をノートに書き綴って妄想の世界へ(笑)
今まで細々とでも中国語を勉強してきたのは、この貴重な解説を理解するためだった
のかも とまで思ってしまうほど二胡の世界にどっぷりな今日このごろです。
Q&A式ですごく分かりやすい。
先日教わったのは同じく劉天華の「空山鳥語」
空山不見人 但聞人語響
反景入深林 複照青苔上 王維
この唐詩が元になった、山にこだまする音や小鳥のさえずりを
二胡で表現した唯一無二の曲です。これまた大感動・・・
近々教わる予定の「江南春色」とあわせて、私にとって今年の課題となりそうな曲。
しばらくはピヨピヨちゅんちゅん練習です。わくわく。
by kyo_cha
| 2011-01-23 23:32
| 二胡